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Learn to Live and Live to Learn

IT(たまにビジネス)に関する記事を読んで、考えて、使ってみたことをまとめる場。

影響力の武器 3.社会的証明

影響力の武器 1. 返報性 - Learn to Live and Live to Learn
影響力の武器 2.コミットメントと一貫性 - Learn to Live and Live to Learn
に続き、影響力の武器である社会的証明をまとめます。

社会的証明とは、遂行する人の多いことを正しいと思う心理

例えば、バラエティ番組の笑い声を聞いて(嘘だと分かっていてもみんなが笑っているから)面白いと感じたり、売上No.1という売り文句を見て商品を選ぶのは、社会的証明が働いています。

社会的証明の影響を受けやすいのは、状況が不明確で類似性のある人たち相手のとき

私たちは状況が不明確で自分では判断できないとき、周囲の判断に頼りたくなります。

また、自分と似た人の判断に影響されやすいです。
これは小説『若きウェルテルの悩み』(本当にざっくり言うと、主人公ウェルテルが好きな女性に振られたために自殺する物語です)が出版されたとき、ウェルテルを模倣した自殺が相次いだことからも言えます。←ウェルテルと同じように悩まれていた方々が亡くなられたのだと推測します。

社会的証明による集合的無知という現象は、命に関わることもある

1963年、20代後半の女性が仕事帰り暴漢に殺害される事件がありました。
この事件の恐ろしいところは、38人の隣人がこの事件を目撃したにも関わらず、誰一人通報しなかったことです。
彼ら彼女らは、人が死ぬことを何とも思わない冷たい人間だったのでしょうか。
そうではありません。
理由は大きく2つあります。

1つ目は一人一人の責任が薄いことです。
誰かが助けてくれるだろうと思えたことです。

2つ目が集合的無知です。
どのくらい危険なのか、自分は何をすべきなのか、状況が不明確なとき私たち人間は社会的証明を求めます。
そして、他人はどうしているかうかがうのですが、注意すべきは他人も自分と同じ人間だということです。
他の人も状況が分からず、でも周りにうろたえているところを見られたくないので、無反応のまま周囲をうかがいます。
お互いに無反応な相手を見て、何もしなくていいのだと判断し、誰も助けられなかったのです。

対処法、使い道

それでは私たちは社会的証明にどう対応していけばいいのでしょうか。

社会的証明にミスリードされないための対処法としては

  • 社会的証明には私たちが思っている以上の影響力があることを意識する
  • 自分が危機的状況にあるときは、相手を特定し(例、○○さん、そこの青いTシャツの人)自分の状況と何をしてほしいかを伝える

ことです。

使い道としては、売りたいもののターゲット層の人に商品の推薦をしてもらうなどが考えられます。

参考文献・参考URL

影響力の武器 | ロバート・B・チャルディーニ
集合的無知とは?【社会的証明】 | 恋愛心理テクニックで人を見抜く方法